2016-07-11

文殊さん定期報告785

★今日も蒸し暑い日に。
★自衛隊の拡張工事ドンドン進む!!
★韓国にXバンドレーダーとミサイル基地!

本日2016年7/12(火)で、米軍基地工事開始から778日目(2年と47日)、レーダー搬入より631日目(1年と266日)、本格稼働566日目(1年と201日)に入りました。

今朝は曇り空、お参りの途中から降ってきました。今日も蒸し暑くなりそうです。

基地に変化はありませんが、今日は菜園側から発電機の音が二重に聞こえました。通信関係の発電機も動いていたのかも知れません。
自衛隊の工事は東側が完全な土置き場(?)となり、西側の建物工事に主力が置かれている感じです。

新聞報道などでご存知の方も多いと思いますが、盛んにミサイルを撃つ北に対抗して米韓が共同して韓国にサードミサイル基地を作ることを決めました。サードミサイルとは敵国が発射したミサイルを高高度で迎撃し打ち落とすミサイルのことを言います。
このミサイル基地には経ヶ岬と同じXバンドレーダーがセットで設置されます。その場所はまだ発表されていませんが、予定地ではないかと思われる地域で猛然と反対運動が起きているということです。
そのことを背景にして、先進地の経ヶ岬ではどういうことが起こったのか、起きているのかという取材が韓国の複数のマスコミから来ています。

そのQ&Aの簡単なメモができましたので、皆さんに報告しておきます。★がA(アンサー)にあたります。

1.2014年12月、発電機からの低周波の騒音により近隣住民を不快にさせる被害がありました。マフラー設置後、騒音は収まりましたか。また現在、どのような状況であり、日常生活にいかなる影響を及ぼしているのでしょうか。

★マフラー設置後、低周波、騒音ともに相当に緩和されました。しかし現在も出続けています。騒音は九品寺本堂脇の金網で60デシベル後半くらいです。近隣の袖志、尾和では風向きによって相当強く聞こえるところもあるようですが、かつてほど酷くはないと聞いています。ただ、寝られないという老人が今もおられるのも事実です。現在商業電力を引いてくるための取り組みがなされていて2019年度中には完成するとされています。

2.数百世帯の消費電力に相当する電力を必要とし、膨大な燃料と冷却水が消費されると判明しました。その結果、大気汚染や燃料漏れ、排水処理など環境汚染を引き起こす可能性も予想されてました。現在、どのような状況でしょうか。環境影響評価は行われましたか。
★経ヶ岬の米軍基地では、軽油を炊いて発電機を稼働させレーダーを動かしています。軽油を燃やす事による大気汚染は目に見える程ではありません。米軍は全く大丈夫と言っています。冷却水はここでは使われていません。エチレングリコールを冷却溶媒として使っているようです。基地の上下水関係はまだ整備されていませんが現在の所大気汚染、燃料漏れ、排水汚染などは顕著には分かりません。環境影響評価は、私たちが何度も要求しましたが、施設規模が小さいことを理由に行われていません。

3. 国際がん研究機関(IARC)によると、Xバンドレーダーからの高周波電子派は発がん物質に相当する恐れがあると指摘されています。吐き気やめまい症など、住民たちの健康状態に関して報告された研究結果はありますか。

★Xバンドレーダーからの電磁波で住民に健康被害があったということは今のところ聞いていません。そのような研究も知りません。市へ住民への健康調査などを要求していますがやられていません。

4.米軍基地および公務中の構成員・軍属は協定により日本の裁判権の管轄外だとされています。車事故は(2015年6月28日基準)17件で、なかでも公務中の事故は16件にいたりました。事故件数は増えましたか。これらに対して、住民たちの反応や動きは?

★事故は6月20日現在27件と聞いています。昨年12/25にはレーダー技術者の軍属(公務外)と市民の青年が交差点で衝突する事故がありました。軍属が赤信号を突っ込んできたのが原因でしたが、向こうは青信号を主張して譲らず裁判も辞さずということで、青年は五分五分示談で泣き寝入りを余儀なくされました。警察も防衛も市もその青年に何一つしてくれませんでした。今年1/24には警備の軍属の乗ったワゴン車が通勤途上の宇川の雪道で人家の庭に突っ込んで逆立ちするという事故も起きています。これらの事故で市民からはトンデモナイという大きな声が起こり、市長選の争点にもなって市は不十分ですが具体的対策(事故の際の弁護士無料相談など)に乗り出しています。市民の中には、自衛のためにドライブレコーダーを搭載する者が急増しています。

5.今まで日本におけるXバンドレーダーの問題点と関連し反対運動をされてきました。実際、Xバンドレーダー基準、半径何キロまでが問題点の発生地点だとお思いですか。どの程度の距離でしたら安全だとみなされますか。

★現在Xバンドレーダーは立入禁止の崖の上に設置されて海方向の空に向かって電磁波を出しています。その前方150メートルまでが危険と説明されてきました。私たちはそのゾーンに入ることもできないですが、どこまでがどの程度危険かは何も分かりません。その電磁波の調査も防衛がやっていますが、詳しい数字を出しませんし、調査場所もいいかげんです(海上は崖から200m先の一カ所のみ)。

6.日本では今年もXバンドレーダー撤去のデモが行われました。住民たちが撤去を主張する理由とは。
★①自分達の地域が軍事的な脅威となる。②レーダーなど基地そのものの環境への被害が出る。③基地の軍人軍属の事故事件の問題が起きる。④基地関係のお金で地域の共同体が乱れる。⑤住民と関係ないところで住民の生活や未来が勝手に壊される。⑥基地が来てしまうと行政当局はとにかく「米軍第一」となり、住民の安全安心は無視されてしまう。など、とにかく米軍基地は困った事の塊である。

7.韓国の場合、Xバンドレーダー以外にも砲隊を含め一つのセットの形で入ると言われています。周辺の環境影響評価は全く行われておりません。これからどのような問題が発生すると思われますか。
★どこに設置するかによりますが、電磁波の方向が陸を向けば必ず直接の被害が出ると思われます。それ以外に基地そのものが様々な危険物質を抱えることになると思います。

8.マフラーを設置するとしても中から熱が発生するため、完璧に遮断することは不可能だと聞きました。発電機からの熱のせいで、溶けるということでしたけれども。
中からの熱ってどの程度でしょうか。

★現在マフラーが設置されていますが、発電機の周辺はフェンスがあるだけで露天となり騒音が外に出ています。発電機の熱量が大きく空冷なので上を覆うことはできない(そんなことをすると熱が籠もって高温となる)という司令官の説明です。どの程度の熱かは分かりません。関西電力の高圧電気が引けるまで住民はガマンせよとの事です。

9.日本の場合レーダーが海向けだと思いますが、韓国の場合陸地向けで建てられると思われます。この場合、騒音や電子派の被害はどう予想されるのでしょうか。

★騒音は発電機を使うなら強烈です。電磁波は7で書いたようにその方向に人家や集落があれば最悪のことになると思われます。日本の2基はいずれも海に向いています。

10、アメリカと日本はどういう経緯を持ってX-bandレーダーを京丹後に配備することを決定したのか、
★2013年3月に安倍がオバマに会うのにお土産として持って行ったという話を聞いてきましたが、実際には民主党政権時代に経ヶ岬への配備を内諾していたという話が最近になって分かりました。当時官房副長官だった京都の福山哲郎(昨日の選挙で当選)が自分達が決めたと言っているそうです。民主党は自民党に負けず「日米同盟の深化」ということをその公約としています。その一環であったのでしょう。

11、住民との事前の意見交換などはあったのか)
★基地建設に当たって住民との意見交換などはありません。一方的に「大丈夫です」「安全です」「心配いりません」「ご理解を」という説明にもならない説明が何回か(基本的に4回)あっただけです。市議会も府議会もこの件での議論は何もしていません。日米地位協定はそういうことは必要ないと規定しているとのことです。

12、配置が決定された後、政府と自治体、住民の間にはどういう意見収斂、意思交換の手続きが行われたのか、
★京丹後市と京都府は国への要望事項(「安全安心の確保が大前提」というもの)を提出(2013/9/10)し、国(防衛省)はそれを保障するという文書を出して、9/19に府と市が国への協力表明をしたという経過です。住民の意見収斂、意見交換というようなことは先に上げたいいかげんで一方的な説明会があったくらいです。

13、住民の健康被害などの問題はどうふうになっているのか
★レーダーの稼動が始まってすぐの頃には騒音問題で周辺住民が眠れないなど大きな健康被害がありましたが、その後マフラーを付けるなどして大きな被害は目立たなくなったというのが実態です。市に対し、住民の健康調査をやれと要望してきましたが、地域(区長会)からそんな声は上がっていないと拒否されています。

★基地を拒否するためにはとにかくその土地を提供しないこと、その土地が元々の軍用地なら、そこへレーダーやミサイルを絶対運び込ませないこと、それしかないというのが経ヶ岬での辛い教訓です。

7/12(火)朝

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