2016-09-18

文殊さん定期報告851

★自衛隊工事、休みは日曜だけ!
★「基地対策室」、3万3000ボルトは問題ない!
★三角地拡張もやむを得ない!

本日2016年9/18(日)は、米軍基地工事開始から846日目(2年と115日)、レーダー搬入より699日目(1年と334日)、本格稼働634日目(1年と269日)でした。

今日は午前中曇り、午後は雨という予報通りの天気でした。連休明けに台風16号がやって来そうでとても心配です。

日曜日の今日、基地の車は少な目、自衛隊の工事はお休み、電線工事もお休みということで折からの雨もあり宇川の国道は静かでした。

文殊さんのトイレ前広場の工事は完全に終わったということで、工事用の車両も撤収しました。盆踊りをやっていた三角のところは舗装の対象ではなかったようでもとのままです。

自衛隊の工事、今日こそお休みですが、この連休に休みは今日一日だけという突貫工事が続いています。新隊舎の地下部分はコンクリートの区画の中に土を入れて埋め戻し、その上に1階部分の床のコンクリート打ちをする鉄筋を組始めています。豊洲市場の地下と違って空洞にはしないということか。土を埋め戻したために、盛り土の山がドンドン低くなってきています。

9/15(木)に京都連絡会の皆さんが基地対策室に申し入れをされたということを報告しましたが、その際のやりとりの概要が分かりましたので少し長くなりますが、ここに紹介します。前もって質問状(三崎市長宛のもの)を出されてそれへの回答という形でやりとりされています。「基地対策室」側は室長の下戸さんです。
★は「憂う会」からのコメント。

1、2013年9月の「協力表明」にあたり「安全・安心を確保するため」として京丹後市が挙げた諸条件について、現在にあって、それが十分に履行されていると認識しているのか否か、京丹後市としての見解を伺いたい。

→10項目条件に関して様々な取り組みが行われてきた。しかし、時々の状況に応じて、その状況を考慮しながら、履行の進捗状況を確認していく必要がある。
 騒音については発電機に対して防音壁、防音パネル、マフラー設置いろいろな対策が取られ、またレーダーテントについても平成28年に騒音対策が実施され、現在ではレーダーサイトからの音は確認されていない。
 交通安全対策については、安全運転講習の実施などが粘り強く実施されている。
 インフラ-道路整備も行われてきている。
 日米地位協定の運用改善についても、様々な機会に政府に対する申し入れを行っている。
 しかし、時々の状況に応じて、その状況を考慮しながら、履行の進捗状況を確認していく必要がある。
★あたかも大した問題が起きてこなかったかのような回答である。騒音は当初問題ないと言っていたものが大問題となり、今もうるさく解決はされていない。レーダーサイトからの音も本堂裏へ行けばまだよく聞こえる。市民泣き寝入りの事故の問題への言及もない。

2、近畿中部防衛局が表明している「車両入門に係る安全確保」を口実にした新たな用地取得計画は、米軍基地を拡張しようとするものであり、決して米軍・防衛局と地権者だけの問題ではない。近畿中部防衛局は2014年当時、このような事後の基地拡張はないという旨を表明してきた。この当初計画にない基地の拡張計画に対して、a) 京丹後市はどのような見解をもっているか。b) また、京丹後市はいつの時点で近畿中部防衛局からこの拡張計画を知らされたのか。

→基地東側に立ち入りゲートが設置される予定だが、入構する車両への手続きのために車両の停滞・渋滞が危惧される。新たな用地取得はそれを避けるために入構する車両の避難所あるいは滞留スペースを確保するためのもの。それは「安全・安心」に質するものであり、やむをえないものと考える。この計画については、9月1日の第9回安安連で防衛局から報告があった。
★東側のゲートの予定などいつからあるのか。そういうことは考えていないというのが防衛の話であった。約束違反も甚だしい。現在敷地は広く空いておりそのようなものを作る必要などまったくない(作りたければ中に作ればいい)。入構車両の手続きなどこれまでやられているのを見たこともない。不利益になる地権者が無視されているがそんなことも市は放置するのか。

3、米軍基地とXバンドレーダーの運用にともなう電磁波、騒音、水質などの周辺住民の生活と環境・生態系への影響について、近畿中部防衛局による調査の妥当性を検証するためにも、京丹後市として独自の調査を定期的に行うことが必要だと考えるが、これについての京丹後市の見解を伺いたい。

→騒音、電磁波、水質の調査について、防衛局は専門機関に委託して調査を実施しており、その結果について市としては、疑義はない。
★調査に疑義はなくても騒音は実際の被害を起こした。住民の側に立った生活全般も含めた市の実態調査こそ大切だ。

4、米軍基地に関わる様々な不安が住民に存在するなかで、京丹後市の責任において住民説明会を早急に開催することが必要だと考えるが、京丹後市の見解を伺いたい。

→住民への広報が大事。そのため市のホームページへの安安連の資料等の掲載や市の広報誌への関連する情報の掲載を行っている。この6月からは安安連の議事概要について宇川の全区長に配布するようにした。
★問題点を伝えない市の広報は全然不十分。「安安連」の概要では住民代表の生きた声は全く伝わらない。宇川の住民は多くの不信と不安を抱えている。説明会は不可欠だ。

5、米軍関係者による事件・事故に関して、「被害者救済のための京丹後市独自の制度」を充実させるためには、弁護士無料相談窓口の設置と弁護士費用の助成に続いて、さらなる施策の具体化が必要だと考えるが、これについて現在京丹後市として検討していることを明らかにされたい。

→住民から要望がある通園・通学バスへのドライブレコーダーの設置を検討してきた。これについては、現時点ではできていないが、引き続き検討していく。
★3月議会ではすぐにも出来そうに言っていたが、どうしてすぐに出来ないのか。事が起きてからでは遅い。希望する一般市民への購入補助も実現すべきだ。

6、頻発している米軍関係者の交通事故に関しては、市民の泣き寝入りを防止するための対策の一部として、京丹後市による努力だけでなく、米軍側にも対策(米軍関係者の車輌へのドライブレコーダーの設置の義務付けなど)を実施させることが必要だと考えるが、この点についての京丹後市の見解を伺いたい。

→事故を起こした者について、(米軍は)独自の講習会を実施していると聞いている。
ドライブレコーダーの設置については今後の課題。(注・米軍への要求ではなく、京丹後市のこととして言っている)
交通安全対策についてはパトロールなどいろいろやっている。(注・米軍がやっているわけではない)
そうしたことの集約として、弁護士相談窓口の設置と弁護士費用の助成の制度をつくった。(注・米軍がつくったわけではない)
 ドライブレコーダーの件について、個人的にはもう少し状況を見させていただきたい。(注・これも米軍への要求ということではない)
★ドライブレコーダーについては前大村副市長が同じ事を言っていたが、次の重大事故まで待つということなのか。

7、米軍人・軍属が関係する事件・事故に関して、その抑止策の一部として、軍人か軍属か、公務中か公務外かなど、現在近畿中部防衛局が公表している以上に詳細な情報を速やかに米軍、防衛局、京丹後警察署より提供させ、公表することが必要だと考えるが、この点についての京丹後市の見解を伺いたい。

→事故の未然防止が大事。米軍司令官もそれを認識している。詳細な情報ということについては個人情報なので難しい。
★軍人か軍属か、Yナンバーかわナンバーか、公務中か公務外かくらいは個人情報には当たらない。事故に対して安全安心というならこれくらいの情報は最低限のものである。

8、当初の約束を反故にしてレイセオン社などの米軍属が個々に民間住宅に居住し、自家用車で通勤している問題について、a) 京丹後市はその現状をどのように認識しているか。また、b) その居住先や居住人数を京丹後市として把握するよう努力すべきだと考えるが、この点についてどのように考えているか。c) 約束違反の個人居住については速やかにやめさせるべきだと考えるが、京丹後市としてはどのような措置をとろうとしているのか。

→a) 可能な限り早急に集合住宅を建設し、そこに住むようにすることを求めている。
b) 防衛局を通して米軍に対して要求したが、米軍側はセキュリティーやプライバシーの観点から答えられないとのことで、市としては居住人数・居住場所等について把握していない。★彼らは住民票もパスポートも持っていない。市民の安全安心を預かるものとして市が最低のことを把握するのは当然のことだ。そのための努力を市は怠っている。
c) 米軍側に対して集団通勤を求めており、また早期の集合住宅への居住を確認している。
★レイセオンの勝手居住、勝手通勤は現実として全くの放置状態である。

9、「米軍経ケ岬通信所の設置に係る安全・安心対策連絡会」について、住民からの要望が出されているように、主催責任を明確にすること、住民が自由に傍聴できるものとすること、防衛局の一方的な説明ではなく実際の安全・安心対策を議論する場へと変えることが求められていると考えるが、これについての京丹後市の見解を伺いたい。

→防衛局が主催。地域住民代表の意見を聞く時間もあり、防衛局の一方的な報告のみの場ではない。一般傍聴について、そのような意見があることは聞いているが、防衛局によれば、案件の趣旨によって個々に検討するとのことである。現在はマスコミの取材を認めるという形で、また地域住民代表の参加という形で開かれたものにしている。
★当初より「公開」と言いながら傍聴を拒否してきた、そんな会議を開かれたものとは到底言えない。案件の趣旨によって個々に検討とは具体的にどういうことか?

10、現在の日米地位協定の内容とその運用について、京丹後市としてはどのような認識をもっているか。また、現在の日米地位協定の不平等性を改定させるために、京丹後市として日本政府に対してどのような働きかけを行っているか。米軍基地を抱える自治体として、日米地位協定に関する講習会を各区ごとに実施し、その内容や問題点を周知することが必要だと考えるが、この点について京丹後市の見解を伺いたい。

→これまで様々な運用改善がなされている。全国の(米軍基地を抱える)自治体の協議会に加盟し、そこを通じて必要に応じて改善を要望している。各区での講習会の開催については、日米地位協定は国の施策の問題であり、市としては控えるべきと考える。
★基地を抱える自治体として積極的に率先して発言提言すべきである。地位協定の実態を住民に周知するため説明会は必要である。

11、基地対策室は米軍Xバンドレーダー基地問題に関して市民に対する京丹後市の窓口機関であるが、その人員を拡充し、市民の「安全・安心」を確保するという観点から市民の要望や不安に対応する独自の活動により積極的に取り組んでいくべきだと考えるが、この点について京丹後市の見解を伺いたい。また、国道178号線沿いに基地対策室の案内板を設置するなどして、市民に対してより開かれた姿勢を見せることなどが必要だと考えるが、この点についてどのように考えるか。

→地元の方々の要望にしっかりと対応していきたい。基地対策室の設置から二年が経過し、地元の方々にも存在を知っていただいている。看板については、とりあえずご意見を承った。
★従来しっかりと対応してきてないという実績が批判を生んでいる。住民の側に立った実のある対応こそが当然のこととして求められている。

(注)その他、その後のやりとりのなかで、電圧については3万3000ボルトの電線は京丹後市内の他の場所でも引かれており、何の問題もない。電力会社のパンフの説明を見ても電磁波の影響は問題ない。そもそも現在の宇川への電力供給は十分でなく、しばしば停電が起こる。この前も二時間くらい停電した。高圧電線を引くのは宇川の電力不足の解消のためだと思う、といった話をしていた。
★一気に5倍の電圧にしなけれならない理由は何か? 何の問題もないと言いきれるのか?

室長さんの対応は誠実であったが、回答の内容はサッパリであったというのが参加された皆さんの共通した感想のようです。
この回答ではそうだろうと思います。

9/18(日)夜

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