2017-04-07

文殊さん定期報告1043

★桜、三分咲きから五分咲きへ!
★アメリカ、シリアを攻撃!  安倍さん、熱烈支持!!
★文殊さんの「4年間を振り返って」!

本日2017/4/7(金)は、米軍基地工事開始から1047日目(2年と316日)、レーダー搬入より905日目(2年と171日)、本格稼働834日目(2年と103日)でした。
報告者、年度初めのいろいろで一日報告が飛びました。

いよいよ桜が本格的に咲いてきました。文殊さんでは昨日が三分、今日が五分というような感じです。この週末は天気が崩れ雨という予報でしたが、雨はあまり降っていません。
その荒れを避けるべく、鯉のぼりを木曜から下ろしています。

今日はアメリカがシリアの基地へ大量のミサイルを撃ち込むということをやりました。アサド政権が化学兵器を使用したことへの意思表示だということです。安倍首相は早速に強力な「支持」を表明しました。
アメリカは、恐らくこの攻撃に北朝鮮への威嚇も含めていると思われますが、それを喜んでいるような安倍さんの言葉は日本の立場をますます悪くする(危なくする)ものと思われてなりません。憲法に「戦争放棄」を掲げる国の首相がこのようなことでは洒落にもなりません。

そういう状況の中の文殊さんの基地です。警戒レベルは高いままが維持されていると思われます。しかしその事は外からはあまり分かりません。朝の車のレベルは1強くらいです。

自衛隊の工事はますます盛んで、入り口を入って右の警衛棟の多いのシートが取られて全体がよく見えるようになってきました。

過日、米軍犯罪者救援センターの依頼を受けて寄稿した「経ヶ岬米軍基地問題の4年間を振り返って」という「憂う会」事務局長の文章を上げておきます。2000字少しあります。この報告でも既にその一部を紹介していますがこれが全文です。興味のある方は是非読んでみて下さい。

経ヶ岬米軍基地問題の4年を振り返って

2013年2月下旬に在日米陸軍のXバンドレーダー基地建設の話が京都府京丹後市経ヶ岬に降って湧いてから、4年と1ヶ月が経った。
私達現地住民の「誰一人として基地に賛成する者はいない」という声を権力と利権で懐柔しながら計画は進められ、13年12/27にはその土地を確保、14年5/27早朝に建設工事開始、14年10/21未明にレーダー本体の搬入、14年12/26夜間よりレーダーの本格稼働開始という経過をたどった。現在丹後町宇川地区の景勝地である穴文殊の地に「米陸軍経ヶ岬通信所」として「米陸軍第14ミサイル防衛中隊」(軍人軍属総勢約160人)が任務に当たっている。
一昨年5月より、隣接する航空自衛隊経ヶ岬分屯基地の拡大強化工事も急ピッチで進められており、昨今の北朝鮮ミサイル発射威嚇に対抗してこの地は日米合同の一大軍事拠点になろうとしている。トランプ米新大統領の対アジア軍事拡大政策とそれに追従する我が国安倍政権の防衛強化政策がこの動きを強力に推し進めていることは言うまでもない。
去る3/6の北朝鮮のミサイル発射と「在日米軍基地を狙うものだ」という声明は、経ヶ岬の地が軍事的脅威の最前線に立たされていることを明確にした。

昨年からの最近の動き
経ヶ岬の基地をめぐって現地の最新の動きを簡単に上げておくと、
①米軍基地の敷地を東側に拡大する計画が作られ、今年度実行の予定となった。(口実は「基地前の交通安全対策」)
②基地へ商業電量を供給するため従来の電力の5倍にあたる3万3000Vの高圧電線が敷設された。(口実は「騒音対策」)
③基地を警護するシェネガ社の軍属の実弾射撃訓練を陸上自衛隊福知山駐屯地射撃訓練場で行うこととなった。(口実は「キャンプ富士は遠く警備が手薄となる」)
④穴文殊の洞窟真上にコンテナトイレを設置した。(説明は何もなし)
⑤隣接する自衛隊の拡大強化工事が現在進行中。(口実は米軍に提供した土地を西側に確保し隊舎を新しくする)
というようなことになるが、要するに自衛隊も含めての軍事強化が露骨な住民軽視の姿勢の中で行われているということである。

私達が実現させてきたもの
 このような経過だけを見ると、私達は一方的に米軍と防衛(国)に好きなようにやられてきただけというふうに見ることもできる。しかしながら、実際はそうではない。経ヶ岬の基地に関わっては、米軍、防衛ともに「とにかくうるさいところ」、「好き勝手にできないところ」という認識が第1であろう。
 在日米軍の専用基地は経ヶ岬が84番目ということである(共用も含めると133番目)が、全国の他の在日米軍のある自治体では全く(ほとんど)やられていないことがいくつもここの基地にかかわってやられている。
①京丹後市、京都府と国との間の基地建設の大前提としての「住民の安全・安心確保」の協定書の存在。
②米軍司令官、防衛責任者と現地住民代表が同席する「安全安心連絡協議会」の定期開催。
③基地地元宇川地域の安全安心会議の存在。
④米軍人軍属対象の定期的な交通安全講習等の実施。
⑤基地関係者むけの道路注意標識や掲示。
⑥軍属の居住地を一箇所にし集団で通勤するという約束の存在。
⑦防衛省現地連絡所、京丹後市の基地対策室、京都府警現地派出所の宇川地域への設置。
⑧防衛局の安全安心施策としての日々の特別警備、小学生の登下校支援。
⑨市議会での基地対策特別委員会の設置。
⑩京丹後市による事故時の被害者独自支援制度の創設。
⑪京丹後市の公用車へのドライブレコーダーの設置(近く実施)。 など

これらの事項は全てこの基地問題が起こってからの私達のあらゆる取り組みによって実現させたものである。その取り組みは、基地のある現地宇川の住民の毎日の取り組みから、京丹後市、京都府北部、京都府全体、近畿一円のそれぞれの取り組み、さらには沖縄、岩国など全国の方々、加えて韓国など海外の皆さんとの連帯の取り組みなどあらゆるレベで思いを同じくする様々な人々(団体も個人も)の協力を得て一つ一つ実現してきたものである。
向かってきているのは米国と日本政府、武器は権力と利権とそれを職業とする多数のプロの人達、対峙する我々は全て素人で武器は情報とネットワークと発信だけという構図の中でそれなりのことはやってこられたのかなというのが正直な思いである。

今後への展望
しかしながら、米軍基地そのものの撤去という本来の目標にはおよそ遠いという現実は変わらない。そんな中で今後への展望を考えてみると、この問題には私達の目指すべきいくつかの段階があると思われる。
その第1は、まず「地域住民の安全・安心の確保」である。この大前提を各当局にしっかり実行させる取り組みを、これまでと同じように事実を突きつけながら日々地道に、時に大胆にやらねばならない。
第2は、米軍基地が72年前の敗戦を背景に特権を持ってわが国に存在していることの是正、即ち「日米地位協定」の抜本的改正を求めなければならない。
第3には、憲法9条を無視して安倍政権が露骨に進める「戦争をする国」への策動にSTOPをかけなければならない。
そして第4に、米国の隷属下でしか存在できていないこの国のあり方の変更が必要である。日本国憲法の目指す真に独立した平和国家を実現すべく日米同盟を解消して、あらゆる国との対等友好関係に基づく新しい国作りを進めなければならない。

「憂う会」は小さな存在ですが、このように手元からこの国のあるべき姿までを丹後の地から展望する起点でありたいと思っています。

4/6(木)夜

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