2017-05-22

文殊さん定期報告1086

★「陳情Ⅵ」の内容全文です!

京丹後市議会
  議長 様
米軍基地建設を憂う宇川有志の会
米軍Xバンドレーダー基地問題に関わる陳情書 Ⅵ

 貴議会におかれましては、市民の生活を守りその安全安心を実現するため日々奮闘されておられることに敬意を表するものです。
 さて、本市丹後町宇川地域に米軍Xバンドレーダー基地(米陸軍経ヶ岬通信所)が住民の思いをよそに建設され、その本格運用が2014年12月26日に始まってから2年5ヶ月になります。2015年5月末には、隣接する航空自衛隊経ヶ岬分屯基地の大幅拡張工事も始まり、現在その大きな施設が国道脇に姿を見せてきました。宇川地域穴文殊の地は今や日米の重要軍事拠点となってきています。
 市長と知事は基地建設に対する「協力表明」の前提条件として、あらゆる面での「住民の安全・安心の確保」ということを挙げ、国はそれに対し「政府一体となって、真摯かつ万全に対応する」と約束していることは皆さんご存知の通りです。また、貴議会全体の合意として「市民の安全・安心の確保」は何度も確認されてきたところです。
 ところが現実にはその「住民の安全安心の確保」が十分に具体化されることなく基地は建設され稼働してきました。私たちの会はその問題点を指摘し、5回にわたって陳情書を貴議会に提出しその改善を求めてまいりましたが、各当局の対応はまだまだ不十分なものと言わざるを得ません。
 今年に入って更にその上により大きな問題が起こってきました。即ち、北朝鮮と米国との対立が激化し、在日米軍基地を抱えるわが国全体が重大な脅威にさらされ、経ヶ岬米軍基地がその最前線のターゲットとされる危険がかつてなく高まっているということです。基地地元である宇川地区住民の危惧と不安は極めて深刻です。
 このような中にあって国は、その対立の平和的解決に背を向け一方的に米国を支持してその軍事行動に荷担し、戦後72年間維持されてきたこの国の平和の危機をも招いています。
 以上のような状況を踏まえ、「住民の安全・安心の確保」と「国の平和の維持」という観点から以下の諸点について貴議会へ強く要望するものです。

1、現在北朝鮮と米国が深刻な対立関係にあり東アジア全体が緊迫した情勢となっています。北朝鮮によるミサイルの発射は決して許されるものではありませんが、それを軍事力で解決しようとする米国のやり方も妥当ではありません。わが国の現政府はその米国の軍事政策を一方的に支持し、それに対して北朝鮮は在日米軍のある日本の攻撃も辞さずと公言する事態となっています。米海軍艦船と海上自衛隊が日本近海で共同訓練を行ったり、米艦船を海上自衛隊の艦船か防護するなどという行為は、日本全体を敢えて危険に晒す行為以外の何物でもありません。このようなことをやめ、あくまでも平和外交による解決を目指すよう日本政府に強く働きかけること。

2、国は「有事」に際しての避難訓練などを自治体に指導していますが、経ヶ岬軍事基地に対する北朝鮮からのミサイル攻撃など「有事」に際し、市は住民・市民をどのようにして守るのか、その具体策を明らかにさせること。

3、昨年10月14日と12月10日に米軍属の運転する乗用車が重大な事故を起こしました。それに対し市当局を始め各方面から大きな批判の声が上がり、具体的な改善策が防衛局、米軍などから示されました。その具体的安全対策の実態と効果を検証し、最低交通安全講習を受けない軍人軍属には運転をさせないという措置を米軍に求めること。

4、昨年11月より、経ヶ岬米軍基地の警備軍属などが陸上自衛隊福知山射撃訓練場で実弾射撃訓練を行っています。この件について米軍、防衛省よりその内容、安全対策など情報を開示させ、安全対策を徹底させること。

5、昨年7月以降、経ヶ岬米軍基地の敷地を東側に拡張する計画が進められています。交通上の安全対策ということですが、基地の現状から見て不必要な計画と言わざるを得ません。また、この事業には市の多額の支出も予定されています。財政難の折、不必要なことへの出費は許されません。よって、この計画の再検討を求めること。

6、昨年の7月以降、経ヶ岬米軍基地内の穴文殊洞窟の真上(九品寺本堂の真後ろ)に「トイレ」が設置されました。この場所は何百年来、地元の者が大切に守ってきた信仰の拠り所であり、住民の強い批判を受けて今年3月よりそのトイレの使用は停止されました。しかしトイレ本体はまだ残されたままです。米軍に対し早急に撤去を申し入れること。

7、今年3月、宇川地区では新設された尾和の変電所(経ヶ岬配電塔)まで3万3000ボルトの高圧電線が引かれ、既に電量が流されていると聞いています。米軍基地に関わっては騒音対策ということです。この電線は宇川地区の人家の軒先を通っておりその電磁波の危険や被害について住民より不安の声が絶えません。関電に対し住民への説明会を開き、安全対策等を明らかにするよう求めること。

8、現在宇川地域では航空自衛隊経ヶ岬分屯基地の大規模な拡張工事が行われ、多数の工事車両が日々国道を行き交っております。更に今後も宇川バイパスの建設など様々な工事が予定されています。安全の確保に万全を期すよう市として各当局に強く申しれること。

9、従来の陳状で取り上げ、未だ実現に至っていないことの実現に鋭意努力すること。
  具体的には、①米軍二期工事の安全協定 ②軍属レイセオン社社員の個人居住個人通勤の解消 ③宇川地域での安全・安心確保への説明会 ④事件事故の迅速かつ詳細な情報の開示 ⑤米軍と市の直接対話の制度 ⑥「安全安心連絡会」の公開 などです。

以上
5/22(火)朝

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