2017-12-24

文殊さん定期報告1293

★今日のお参りは夜!
★夜も何やら作業!
★「基地問題、もうすぐ5年」!

本日2017/12/24(日)は、米軍基地工事開始から1308日目(3年と212日)、レーダー搬入より1160日目(3年と66日)、本格稼働1095日目(2年と364日)でした。

今日は早朝よりのよそ行きがあったので、朝のお参りに行けず夜となりました。天気は予報通り午後には崩れて夜は雨です。

夜の米軍基地は相変わらずの不夜城の中、車はレベル1未満でしたが、東側の倉庫が開いて何やら作業のようでした。またゲートは開いたままでした。

自衛隊は新隊舎も文殊さんの森に面した宿舎も電気が結構点いていました。

最近「救援センター」の機関紙へということで依頼を受けて書いた、基地問題の現在をまとめた文章を以下に上げておきます。
明後日にはレーダーの正式稼働3年、基地問題が始まってからあと2月で5年ということになりますが、そんな中での今をまとめたものです。参考にして下さい。

経ヶ岬米軍基地、もうすぐ5年
米軍基地建設を憂う宇川有志の会

2013年2月下旬に在日米陸軍のXバンドレーダー基地建設の話が京都府京丹後市経ヶ岬に降って湧いてから、もうすぐ5年になる。

「誰一人として基地に賛成する者はいない」という私達現地住民を権力と利権で懐柔しながら計画は進められ、13年12/27にはその土地を確保、14年5/27早朝に建設工事開始、同年10/21未明にレーダー本体の搬入、同年12/26夜間よりレーダーの本格稼働開始という経過をたどった。現在丹後町宇川地区の景勝地である穴文殊の地に「米陸軍経ヶ岬通信所」として「米陸軍第14ミサイル防衛中隊」(軍人軍属総勢約100人)が任務に当たっている。
昨年5月より始まった隣接する航空自衛隊経ヶ岬分屯基地(空自第35警戒隊)の拡大強化工事は、高さ30mの巨大なアンテナ2本、要塞化された不気味な通信局舎、3階建ての大きな新隊舎を中心に国道178号線沿いにその威容をほぼ完成させた。繰り返される北朝鮮のミサイル発射と米国の軍事的恫喝それに追随する安倍日本政府という対立構図の中でこの地は日米合同の一大前線基地になってしまった。
一触即発の半島情勢の中、地元では「万一に備え、シェルターを!」という声が叫ばれるようにさえなっている。

最近の動き
経ヶ岬の基地をめぐって現地の最近の動きを簡単に上げておくと、
①米軍は今年に入って部隊の規模を当初の160人体制から100人体制へ変更したもよう。司令官は今年2回も変わって現在4代目。その階級も3代目から大尉へ降格された。繰り返される北朝鮮のミサイル発射に際して基地が目立った動きをすることはなくなった。韓国星州への3つめのXバンドレーダー配備や日本海への複数イージス艦配備の中で、経ヶ岬はネットワークの拠点となってきたようだ。
②3度延期された米軍基地の二期工事が近々始まることとなった(17年12月段階)。但し詳細は未だ不明、本国での予算措置がいろいろと難しいらしい。内容は米軍人宿舎建設、上下水道整備など。
③米軍基地の敷地拡大計画(いわゆる「三角地」の併合)が8月に日米合同委員会の正式決定となり、2019年3月末には整地をして米軍へ提供される段取りとなった。これに伴って現在ある人家は立ち退き、平和菜園への里道は崖沿いに付け替えられる。
④基地へ商業電量を供給するため従来の電力の5倍にあたる3万3000Vの高圧電線が敷設され、その降圧のための変電所(「経ヶ岬配電塔」)が近傍(尾和地区の東端)に建設された。しかし、当の受電施設が予定に間に合わず、今秋から来年7月の敷設へ延期となった。
⑤基地を警護するシェネガ社の軍属の実弾射撃訓練が昨年より陸上自衛隊福知山駐屯地射撃訓練場で行われているが、銃器をマイクロバスにそのまま持ち込んでいるのではないかという疑惑が持ち上がっている。
⑥昨年8月に穴文殊の洞窟真上に設置されたコンテナトイレは、地元からの苦情に耐えかねた米軍が今年2月にその使用を停止、9月にはトイレそのものを撤去した。
⑦米軍関係者の事故は11/21現在で55件。彼らなりの安全対策はやられているが初歩的で極めて危険な事故(前方不注意、真っ直ぐに走れないなど)が繰り返されている。
⑧レイセオン社の軍属は相変わらず約束違反の個人居住、個人通勤をやめず改善の兆しはない。最近は警備、技術とは別の関係者も相当数出入りしているがその地位は不明。
⑨拡大強化された自衛隊基地ではこのところ盛んに軍事訓練が行われている。
⑩穴文殊とその周辺の松の立ち枯れが進行している。
⑪京丹後市への基地再編交付金はこの5年間で約30億円。地元袖志、尾和を始めいろいろと潤って批判的なことはあまり言わない空気も出てきた。
⑫再編交付金とは別に基地に関わる国からの資金で国道改修工事などが盛んに行われ、宇川地域の交通事情は極めて危険。

というようなことになるが、要するに日米の軍事基地が増殖し、地域の変容が続いているということである。

私達の活動
 このような状況の中で、私達のやっている活動をまとめると、
①日々の基地の監視。毎日文殊さんへお参りに行き、周辺を観察し発信。「文殊さん定期報告」は12/7で1277回。
②宇川の「憂う会」と京丹後市の「丹後連絡会」は定期的に集まりを持って情報交流と取り組みを確認。会合は12月で「憂う会」131回、「丹後の会」91回。「憂う会」のビラは26号まで発行。
③宇川地区区長会へ要望書を出し、「安安連」へ向け基地問題での定期的な取り組みを継続。
④京丹後市議会へは、「憂う会」より毎回陳情を提出(今年12月議会で8回目)。議会傍聴も継続。
⑤丹後地域以外の多くの仲間と交流連帯。11/5には4回目の「いらんちゃフェスタ」を開催。近畿各地より650名が集まって学習と抗議行動。大成功であった。

しかしながら米軍基地そのものの撤去という本来の目標にはおよそ遠いという現実は変わらない。だが、米国に隷従してひたすら戦争へ突き進もうとするこの国の在り方に、日々の生活の中で対峙していくということを「憂う会」は今後も続けていきたい。
以上
12/24(日)夜

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